Diary
さて、今日はバスケットスキル「ピックの使い方」の部分に触れていこうと思います。
「ピックにスピードはいらない」とよく言われますが、果たして本当にそうなのでしょうか?
僕自身スピードでアドバンテージが取りやすいこともあり、これまで速さを重視してきました。
しかしながら、プロの世界に入り、ピックがうまい人の共通点はゆっくりとしたリズムでピックを使っていることでした。僕自身、速さはもちろん通用しますが、その速さの反動として状況判断がうまくいかないことがありました。
それを克服しようと真似るように、練習中に何度もピックをゆっくり使うことを意識しましたが、ゆっくり使えば使うほど間に入られたり、うまくアドバンテージを作れずにいました。ですが、ここ最近になってその大きな原因がわかりました。
それは、「なぜゆっくり使うのか」の本質を追い求めていなかったことにありました。
目的がゆっくり使うことではなくその根拠となる理由を僕は理解していなかった。
結論、その根拠とは、「ボールマンのDFをフリーズさせること」にあります。つまり相手の足を止めること。勢いよくピックを使うことでその分DFも助走をつけることができスピードに乗ってしまいますが、ピックをギリギリまで待ち、使う時も3割くらいの速さで使えば、DFもそのスピード感に合わせなければいけなくなる。
仮にDFが先を急ぐのであれば、リジェクトができますし、その速さでピックを使うことによって、使った後の状況判断が格段に良くなりました。
もちろん、スピードを活かすこともピックの戦術の一部です。しかし、そのスピードを最大限に生かすためには遅いリズム感は必須です。
常に「10」のスピードで動くよりも、「3→7」のようにリズムを変えることで、より速く見せることができます。僕もこれを実践し始めたばかりですが、同じ課題に取り組んでいる皆さんもぜひ参考にしてみてください!
今日の質問
Q .ピックアンドロールのコツ
→自分が判断できる、コントロールできるスピード感を見つけること。
今日の一曲
「Fall in Alone/Stacey Ryan」
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