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Pro Hop
どうもこんにちは。フープファクトリーの岩野健次郎です。
今日は、レイアップを放つときのステップのスキルである「Pro Hop」について紹介してみたいと思います。
2フット・フィニッシュの応用版とも言えるものですが、ハーフコートでのドライブからのフィニッシュを狙うときに、ディンフェンダーとのズレを作りたいと考えているのであれば、これはすごく有効な選択肢の一つです!
2フットフィニッシュについて別の記事で説明を行いましたが、2フットフィニッシュは踏切りのジャンプを両足で行って打つレイアップのことでしたよね。
このPro Hopは、2フットフィニッシュの一つとも言えるんですが、両足ジャンプをするタイミングでディフェンダーに対してアドバンテージを得ようとするステップです。
ギャロップステップなどとも日本では言われることが多いので、知っている人も多いかと思うんですが、アメリカだとギャロップステップという言い方はあんまり聞いたことがなくって、この動画ではPro Hopという言葉で統一してお伝えしますが、基本的にはギャロップステップと同じものだと思ってもらってもいいかと思います。
Pro Hopは、ハーフコートでのドライブからのフィニッシュで使われることの多いスキルです。
ドリブルから両足でジャンプストップするんですが、ジャンプは大きく行って、長い距離をカバーし、ディフェンダーに対して有利なスペースへ飛び込むことを目的としています。
ディフェンダーに対して高さや運動能力よりも、平面で勝負をしたいときがありますよね。
こういった状況でとても有効なスキルです。
Pro Hop のキーコンセプト
Pro Hopは「長いジャンプストップ」のことです。
決して高さを目指すものではなく、ジャンプストップをするときに距離を出してディフェンダーとのズレを作ろうとしているので、ここを間違わないようにしてください。
冒頭で、「ディフェンダーに対して高さや運動能力よりも、平面で勝負をしたいときに有効」とお伝えしましたよね。
「動きの幅を生み出す」というのがここでのキー・コンセプトとなります。
ポイント
最後のドリブルは強く!!
Pro Hopでは、ジャンプストップの前の最後のドリブルが大事です。
このドリブルをしっかりと激しくつくことによって、体に勢いをつけることができ、その勢いを利用してジャンプストップするまでに長い距離を動くようにします。
ジャンプストップの前の最後のステップは、ドリブルをつくのとは逆サイドの足を用いる、と覚えておくのもいいですね。
また、この最後のドリブルをつくのとほぼ同時に行う、ボールと逆サイドの足のステップは、ドリブルが継続中であることを意味するギャザーステップでなければいけません。
したがって、ドリブルを強くついたら、必ず片足でのステップを踏んだあとに、ドリブルをついていない方の手をボールにそえるようにし、ジャンプストップの直前にボールの保持を行ったと、周りから見えるようにしましょう。
基本的には、ボールを両手で持っていなかったり、手のひらがボールの下に入り込むようなことがなければ、ボールを保持されたとは認められず、トラベリングを避けることができます。
ちょっと説明がむずかしいかもしれませんが、ギャザーステップというドリブルの終わりを上手く使う技術、またドリブルのフロートやハングといった、ドリブルのライブ状態を継続させる技術などについては、現代のバスケットスキルでは生命線とも言える、大事な技術なので、これについては、また別の記事で説明していきます。
方向転換ができる
次の大事なポイントとして、Pro Hopでは方向転換ができます。
絶対に方向転換が必要だということはないけれども、方向転換をした方がディフェンスとズレを作れると判断するのであれば、ぜひ狙ってみてください。
方向転換をするとしてもしないとしても、大事なのは、しっかりと距離をカバーして、ディフェンスを動かすことです。
ボールプロテクションを心がけよう
つぎのポイントは、方向転換したときのボールプロテクションです。
ボールをピックアップするときに、ハイピックアップであっても真横にリップしたとしても、そのあとでディフェンダーに肩をかぶせるような態勢を取れば、自分の体がボールに対してのシールドとなるので、しっかりとボールをプロテクトした状態でフィニッシュができます。
方向転換を行っても、また行わなかったとしても、ジャンプストップしたときの姿勢は、背中がかならずディフェンスの方を向いていて、ボールをプロテクトしていることです。
右へ抜いたとしても左へ抜いたとしても、どちらの場合でも肩を入れるような姿勢で背中をディフェンスに向ければ、ボールをプロテクトできるだけでなく、コンタクトでも負けません。
反対に胸をディフェンスの方に見せてしまうようなオープンな姿勢を取ってしまえば、ディフェンダーはボールを見えやすいので、どうしてもリスクは高まってしまいます。
トラベリングにご用心
Yugo Stepと呼ばれる、いわゆるケンケンのステップのように、同じ足を連続して使ってはいけないというルールがあります。
稀にこのステップがOKだと言う人もいるんですが、現状のルールブックでは明らかにだめだとされているので気をつけましょう。
着地後にピボットがあることを覚えておこう
プロホップはジャンプストップなので、シュートを打てなかったとしても、ピボットしてディフェンスをかわしたり、フェイクやパスなどを出せるということを必ず覚えておきましょう。
バスケットはディフェンスとの騙し合いです。
常に先手を取れるのはオフェンスなので、いくつかある選択肢の中から、どれを選べばもっともディフェンスにダメージを与えられるのか、自然にプレイできるようになるまで何度も何度も練習しましょう。
理解ができたら実践編を観てみよう!
以上がPro Hopについての説明でしたが、コンセプトを理解した上で、練習に励んでもらえるととてもうれしいです。
このPro Hopが使えるようになると、ハーフコートオフェンス、特にドライブの幅がすごく広がるかと思うので、みなさんぜひトライしてみてください!
Pro Hopが出来るようになった人は以下の実践編動画をチェックしてみてください!
実戦場面に応じた対応を紹介しています^^