【ユーロステップ:応用編①インバーテッド・ユーロ(Inverted Euro)】
みんな大好きユーロステップにもいろんな種類があります。
通常のユーロの他にも、Inverted Euro、Slow Euro、Push Out Euro、Crossover Euroといったものがあると思っています。
今日は、NBAオールスターのラッセル・ウェストブルックが大得意とする、ファストブレイクで特に有効なインバーテッド・ユーロを紹介します。
普通のユーロより方向転換の角度は少ないですが、かなりスピードが乗っているときに効き目があります。
まずはインバーテッド・ユーロがどういうものかYouTubeで見てみましょう。
↓↓↓ ウェストブルックの「Inverted Euro」↓↓↓
★ボールサイドステップからウィークサイドステップへ移るのが普通のユーロステップ。
ところが、普通のユーロステップとは大きな違いがあります。
インバーテッドでは、
(1) 反対にウィークサイドからボールサイドへとステップを踏む
(2) 最初のステップはどちらかというとステップというよりジャブに近い。
ハードパウンドのドリブルとディフェンダーの方へ踏み込むウィークサイドステップを同時に行います。
それからボールサイドへ戻るステップからフィニッシュ。
シンプルに見えますが、パウンドとウィークサイドステップ、そしてボールサイドステップへのタイミングを完璧に行う必要があります。
↓↓↓「Inverted Euro」の習得方法はこちら↓↓↓
★インバーテッド・ユーロの練習方法には4つのステップがあります。
❶ ジャブ・パウンド
(Jab Pound)
ステイショナリーで、ハードパウンドとウィークサイドステップとしてのジャブを行う。
パウンドとステップは同時に。
ジャブはディフェンダーに対して真っ直ぐ行う。ショルダーと目のフェイクもしっかり入れて。
❷ ジャブ・パウンド &
ピックアップ・ステイショナリー(Jab Pound & Pickup Stationary)
ステップ1のジャブ・パウンドに、ボールサイドステップとピックアップを加える。
❸ ジャブ・パウンド &
ピックアップ・ムービング(Jab Pound & Pickup Moving)
シュートは打たないが、ステップ2の最後でピックアップしたら体をリングの方へ動かし、フィニッシュへの形をつくる。
❹ リングへとインバーテッド・ユーロを行う
(Inverted Euro to the Rim)
ステップ3までは土台の構築。
ステップ4では一連の流れにフィニッシュを加えて完成させる。
アウトサイドフットとアウトサイドハンドでフィニッシュ(オフフット・フィニッシュとなる)
★普通のユーロステップは、ステップの幅が大きく、対照的にインバーテッドではスピードを殺さずに最初のステップをジャブのように踏み込み、鋭角にフィニッシュするムーブです。
普通のユーロステップとインバーテッド、どちらも使えるとプレイの幅が広がりますね!
次回はSlow Euro、Push Out Euro、Crossover Euroを紹介していきます。