【ユーロステップ:応用編③クロスオーバー・ユーロ(Crossover Euro)】
ジェームズ・ハーデンやカイリー・アービングが大得意とするのがこのクロスオーバー・ユーロ。
ハイスピードから方向転換を出来るため、強力なフィニッシュとして大人気のユーロステップですが、
ベーシックなユーロステップの他にも、Inverted Euro、Push Out Euro、Crossover Euro、Slow Euroといったものがあると思っています。
今回は、ベーシックユーロの応用形、クロスオーバー・ユーロ(Crossover Euro)を紹介します。
結論を言ってしまうと、最初のドリブルサイドで最終的にフィニッシュしたいときに狙います。
トラベリングになりやすいのでギャザーのタイミングが難しいのがクロスオーバー・ユーロ
★ボールサイドステップからウィークサイドステップへ移るのがベーシック・ユーロステップですよね。
クロスオーバー・ユーロではこれにアクセントを加えて、ジグザグのように方向転換を行い、最終的に元のボールサイドでフィニッシュします。
① ボールサイドからクロスオーバーしてボールをウィークサイドへ
② 右足をステップするときにボールをギャザー(ゼロステップ)
③ 左足ステップ(ステップ1)
④ 右足ステップ(ステップ2)でフィニッシュ
ステップを3回踏むトラベリングのように見えがちですが、大事なのはギャザー(ボール保持)のタイミング。
ドリブルの終わりを意味するギャザー時はステップ0となるので、ギャザーのタイミングを遅くすることが大事です。
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繰り返しになりますが、トラベリングを吹かれないようにギャザーのタイミングを遅くすることが重要です。
他のユーロステップを含めて、使う状況をまとめると、
[ウィークサイドでフィニッシュを狙う場合] (右手ドリブルから開始する場合、最後は左足の踏切で左サイドへスライドするようにフィニッシュ)・ベーシックユーロ
・プッシュアウトユーロ
[ストロングサイドでフィニッシュを狙う場合] (右手ドリブルから開始する場合、最後は右足の踏切で右サイドへスライドするようにフィニッシュ)・インバーテッド・ユーロ
・クロスオーバー
状況に応じてユーロステップを使い分けると、どちらのサイドへもアタックできるようになります!
今回まではラテラルのセパレーション(横方向のズレ)を作るためのユーロステップを紹介しましたが、次回は縦のズレを作るSlow Euroを紹介していきます。