ストレングストレーニング Part 1
どうもこんにちは。フープファクトリーの岩野健次郎です。
今回は、スキルトレーニングに必須とも言える、ストレングストレーニングについてとりあげてみたいと思います。
スキルトレーニングで教えられる動きでは、フットワークを「正しく」「強く」行うことがとても大事です。そのために基礎となるのがストレングストレーニングで、スキルトレーニングと同時に行う必要があります。
今回は、ストレングストレーニングのメニューではなく、まず根本的な考え方について取り上げてみました。
「ストレングス」と言う言葉は、文字通り「強さ」という意味ですが、筋肉をどんどん大きくして行けば良いのでしょうか?
バスケットボールに必要な「強さ」というものを考えるとき、がむしゃらに筋トレをするのではなく、方向性やゴールを考えて計画を持ってトレーニングすることが最も大事になります。
ジェームズ・ハーデンのパーソナルトレーナーでもあるポール・ファブリッツがyoutubeチャンネル「PJF Performance」でストレングストレーニングのあり方について語っていますので、本日はこちらを一緒に観てみましょう。
また、出典元の動画を概要欄に記載しているので、ぜひオリジナルの動画も確認をお願いします。
ポール・ファブリッツ流「ストレングス・トレーニングの考え方」
筋肉を大きくして体を重くしてしまうようなトレーニングは、最後の手段として取っておき、まずは自分の今持っている体重を上手く使って相手に当たり負けしない体を作りましょう。
そもそも、今ある体で強く速く動くことができるのであれば、わざわざ筋肉量を増やす必要はないのではないでしょうか?
筋肉を大きくすることには、スピードに影響するだけではなく、それ以外での大事な要素、つまり、技術レベルが落ちてしまったり、シュートが入らなくなったりするデメリットがあります。
まとめ
例えばどういうことかというと、これは極論ですが、自分の車が俊敏な軽トラだったとして、車のチューンアップを目指すのであれば、軽トラにいきなりF1のエンジンを載せようとしてはいけないんですよね。
エンジンだけ強力でも、車と合っていないと、そもそもまっすぐ走らないですし、簡単に止まることも難しいです。
強力だと言っても巨大なエンジンを載せることによって、もしかするとスピードも落ちてしまうかもしれません。
ですから、まずはボディの強さであったり、サスペンションであったり、エンジンを管理するコンピュータであったり、いじれる所から段階的にチューンアップしていくことが成功につながるわけです。
なので無理に筋肉量を増やすということではなく、自分にとって必要な強さとは何か、良く判断して、長期的な計画を立てて、ストレングストレーニングを行っていくようにしてください。